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【質問】No.29 (org.#64)

「ワークブック」の練習について

「ワークブック」の演習を毎年毎年、繰り返し行なってはいけないという規則のようなものがあると思われますか?たとえば、ビルまたはヘレンが365の演習のどれか特定のものをずっと続けて練習していたといった話はご存じないでしょうか?

【回答】

そうした規則はあるとも言えますし、ないとも言えます。何のためにレッスンを何年間も繰り返すか、その目的によります。「ワークブック」には、イエスが指示しているように、レッスンを順番通りに行う、ということ以外に、正しいやり方も間違ったやり方もありません。ある人々は、レッスンを何度も繰り返して行うことが役立つと感じているようですが、レッスンは一通り終えたならそれ以上行う必要はありません。「ワークブック」が何を教えているかを学習するためにそれらを繰り返し読むというのは良いと思いますが、演習を一通り終えた後にまた繰り返すというのは、あなたがそのように導かれているというのでない限り、必要ありません。ご承知と思いますが、どの人もそれぞれ個別に導かれているのです。

警戒すべきことは、レッスンに依存してしまうようになることです。たとえば、レッスンを行わなければ一日を始められないとか、何年たっても毎日レッスンをやり続けないと空虚に感じたり、憂鬱になったりするといった状態であれば、あなたは「ワークブック」と<特別な関係>を形成してしまったということは明らかです。それは、あなたが正視した方がよい何かです。なぜなら、そのプロセスには、ほとんど確実に、自我が割り込んできて、居着いてしまっているということで、そのままではあなたはレッスンが何について教えているか、要点を見失うことになるからです。

もう一つ、注意すべきことは、自分がレッスンを完璧にやり遂げられるまでやらなくてはならないと思ってしまうことです。それもまた、あなたの自我から来ていることです。それよりもはるかに「ワークブック」の精神に沿うやり方、そしてイエスが私たちに与えている優しい導きに従うやり方は、レッスンを「下手に」行い、忘れたとか、眠り込んだとか、そういったことをしてしまう自分自身を赦すことです。レッスン95は、そのようなやり方でレッスンを行う方がはるかに役立つと説明しています。なぜなら、そのやり方には、まさに私たちが学ぼうとしていることが反映されているからです。すなわち、「小さな狂った考え」を真剣に取り上げることはしないと憶えておく、ということです。そして明らかにそれが、イエスが私たちを進ませようとしている方向です。

この訓練というのは、その大部分が、「自分を自我と見なすことをやめる」というプロセスを進んでいくことに対する自分自身の抵抗を、自覚できるようになるためのものです。求められているのは、わずかな意欲だけです。重要なのは、その一日のうちに私たちが神あるいはイエスのことを考えたいと望むことだけなのです。提示されている文言のすべてを、毎日決まった時間にきちんと言うのを忘れないようにする、ということが要点ではありません。指示されているとおりに全てを完全に行えるかどうかに関わりなく、私たちがそうしたいと望む、ということが重要なのです。私たちが目指すべきは、形態ではなく、内容です。そして、内容とはイエスの赦しに満ちた愛です。

ヘレンとビルは、一度、二人で「ワークブック」を行いました。そのあと再び、二人はケン・ワプニックと一緒に行いました。そして最後に、ジュディス・スカッチの要請に応えて、ヘレン、ビル、ケン、ジュディの4人で行いました。