JQA#8: 動揺している原因が分からないのは自分一人だけでない
【質問】
聖霊ではなくてエゴを選択したことが、全ての不幸の原因ですね。
でもそれははるか彼方の出来事で、この世界の出来事を原因だと
思い込んでいるのが私。
整骨院で働いていると、色々な怪我で患者が来院されます。
誰もが、原因を探しています。でも本当の原因は分からないまま
帰っていきます。そうして毎日が過ぎ去っていきます。どの様に
したらそれを伝えていけるのでしょうか。
質問者「マエダ」
【回答】
ご質問の主旨は、「どのようにすれば、苦しみの真の原因を人々に伝えられるのか」ということなのかもしれませんが、それには、「マエダ」さんご自身がこのコースをしっかり学ばれて、実践していくことにより得られる心の平安が、自然に周囲の人々に伝わっていくことに勝る方法はないだろうと思われます。
神の教師たちは彼らのところにきて、彼らが忘れてしまったもう一つの選択を表象するものとなる。一人の神の教師がただそこに居ることが、それを思い出させる。(M-5.III.2:1-2)ですから、ここでは、「他の人々への伝え方」ではなく、「動揺の真の原因」がわかるようになるための助けとなるポイントをいくつか述べてみます。
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「自我を選択したことが、全ての不幸の原因」と書いておられますが、それはほぼ正しいのですが、もう少し厳密に言えば、その選択自体ではなく、それが実際に起こったと信じたことから生じた罪悪感が、真の原因です。
また、その選択の瞬間をただ「はるか彼方の出来事」と考えることは、あまり助けになりません。単に「はるか彼方の出来事」と見なすなら、それは「自分には関係ないこと」、「自分にはどうにもしようのないこと」ということになり、「この世界の出来事を原因だと思い込んでいる」という状態と、本質的に同じことになってしまいます。
つまり、「自分のせいではない」という自我の態度を繰り返していることになります。それを続けている限り、「不幸の原因」を消すことはできません。確かに、個人としてこの世に生きている私たちには想像もつかない次元で「神からの分離」が起こり、単一の自我が選択されたわけですが、その自我の無数の断片である私たちは、今も毎瞬、それと同じ選択をし続けています。
ですから、原因は「はるか彼方」ではなく、自分の心の中にあるのですが、それが自覚されていないだけなのです。
それがどのように隠蔽されているのかを明らかにし、それを自覚できるように導くのが『奇跡講座』です。
それは、切り離された原因と結果との間にあるギャップを縮めていくプロセスです。
否認して投影してしまったから外にあるように見える原因が、本当は自分の中にあるということを理解し、真に原因のある場所で原因を取り消すのです。
その目的のためには、怒り、不安、自責の念、憂うつ、苦痛などといった、日常生活で経験するあらゆる種類の動揺を、「教材」として使うことができます。
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さらに、このご質問の内容に完全には一致しませんが、ビデオ#4も参照してください。特に、最後の2、3分の質問と答えはお役に立つことと思います。
「2014年09月28日」